「白子郷土史 1962年出版」から
泰平山正因寺。寺家にあり。真宗高田派にして阿弥陀如来を本尊とす。往古は天台宗にして太平山長福寺と呼びたり。創立は古く康平二年(1059)なり。開基は智弁僧正なりしが、中興の祖浄念、永正年中(1504~1520)真宗高田派中興真慧(しんね)上人に帰依して之より遂に真宗に転ず。元亀天正(がんきてんしょう)(1570~1591)の際、織田信長の兵火に焼失して、為に古記録一切を失ひたる由を伝ふ・・・
(別の頁には)
・・・後慶長年間(350年前頃)再建せられたり。
慶長年間(1596年~1615年)